
複数関係者の意見をまとめプロジェクトをリード。約1.7倍の問い合わせを実現。
公開日時:2025年8月20日
株式会社TANOMUは、卸業者向けの受発注・販促効率化ツール「TANOMU」を展開しています。注文者と受注者側それぞれのメリットを最大化し、業務効率化を支援することを目指しています。
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ースゴシリョを導入いただいた背景を教えてください
TANOMUでは機能追加を重ねる中で、ランディングページ(LP)の情報も大幅にアップデートする必要がありました。しかし、「何を伝えたいか」は明確にあるのに、それを整理して、ユーザーに響く形で表現できる人材が社内にいなかったのです。
「伝えたい内容は、出てくるんですよ。箇条書きで“これも伝えたい、あれも伝えたい”って。でも、それに優先順位をつけたり、どう見せるかを判断したりする“表現力”や“ディレクション力”が社内にはなかった。結果、アイデアはあるのに形にならない、という状態が続いてました」(福岡さん)
課題を打開するにあたり、TANOMUは外部パートナーへの依頼を決断。その際に候補となったのがスゴサイでした。もともと姉妹サービス「スゴシリョ」の支援をうけていることもあり、プロダクトへの理解や対応力に安心感はありました。
ただ、決め手となったのは、「信頼しているから」だけではありません。
「過去の制作実績や提案資料を見て、“ここなら任せられる”と感じたんです。TANOMUのことを理解した上で、ユーザーにどう伝えるかを整理し、言語化する力がある。そこに、他にはない強みを感じました」(福岡さん)

“意見が飛び交う文化”の中で、確実に前に進める力
ー制作進行で印象に残った点はありますか?
TANOMUには、部署や立場を問わず、関係者全員が積極的に意見を出すというカルチャーがあります。今回のLP制作も例外ではなく、複数部署のメンバーがそれぞれの視点で意見を出し合いました。
出てくる意見は建設的である一方、放っておくと着地点が見えなくなる。そんな状態になりがちなのも事実です。だからこそ、最初に「議論の土台」をしっかり作り、プロジェクトを牽引できるパートナーが必要でした。
スゴサイは初回提案の時点で、ペルソナ設計・競合調査・類似サービスの分析を含めた徹底的な事前調査を実施。議論の軸となる資料が早い段階で提示されたことで、関係者全体の目線合わせがスムーズに進みました。
「初回からここまで整理されてるのは正直驚きでした。TANOMUの理解はもちろん、誰にどう届けるかまで考えられていたので、最初から話が早かったです」(福岡さん)
そしてプロジェクトが本格的に動き出す中で、スゴサイのディレクターが多様な意見を的確に整理し、優先順位を明確にしながらリードしていったことが、プロジェクトの成否を大きく左右しました。
「うちは関係者みんなが自分の意見をしっかり言う文化。全員の声を拾いながら、最終的には筋の通った方向性を出してくれた。あのディレクション力がなければ、着地してなかったと思います」(福岡さん)
“わかりやすい”が全員に届く、録画での情報共有
ーコミュニケーションする上で印象に残っている工夫はありましたか?
スゴサイでは、提出物とあわせて「録画による報告」を行うことがあります。ミーティングのような同期型コミュニケーションだけでなく、録画という非同期手段を活用することで、関係者全体の負担を減らしながら、情報共有の質を高めることができるのです。
窓口を務めた瀬川さんは、この録画報告のメリットをこう語ります。
「以前はNotionにテキストでまとめて、それを社内に展開してたんですが、やっぱり伝わらない部分が出てくるんです。録画で共有できれば、それぞれが空き時間で確認できるし、ニュアンスまで伝わる。関係者全員に一気に共有できるのも助かりました」(瀬川さん)
チームリーダーを務める伊藤さんも、受け手の立場でその効果を実感。
「LPって大事だけど優先度が中くらいで後回しにされがち。でも、録画で送ってもらえると“今ちょっと手空いてるから見ておこう”ができる。自分でも使ってた手法だけど、やっぱり便利ですね」(伊藤さん)
さらに福岡さんは、“確認ポイントの明示”という観点から価値を語ります。
「成果物だけポンと渡されると、“全部見ないといけないのか”ってなる。録画だと“ここを見てください”“ここは未確定です”って分かるから、フィードバックの負荷が減るし、的確に返せるんです」(福岡さん)
録画によって「見るべきポイント」と「まだ整備中の部分」が明確に示されたことで、やり取りの精度とスピードが共に上がったのです。
見てもらえる・伝わる・響くLPで、成果1.7倍+商談の質も向上
ーサイト制作後の反響はいかがでしたか?
リニューアル後のLPは、数字と手応えの両面で成果を実感できるものとなりました。資料ダウンロード数は、従来比で約1.7倍に増加。さらに、サイトを見てから問い合わせてくる見込み顧客の「理解度」が格段に上がったことで、商談の質も大きく向上しました。
「以前は“とりあえず話を聞きたい”という温度感の問い合わせも多かった。でも今は、LPを見て機能をある程度理解した上で来てくれるから、こちらとしても最初から“どこに課題がありますか?”というヒアリングから始められる。だから、そのままデモ提案までつながる流れが作りやすくなったんです」(瀬川さん)
また、グループ全体の中でもLPの仕上がりは高評価。
特に若手社員からは「シンプルで読みやすい」「タノムらしさがしっかり残っている」といった声も多く寄せられました。
「社内でも、“わかりやすい”っていう声は多いですね。20〜30代のメンバーは特に、情報が整理されているとか、読みやすさをすごく重視する世代なので、そこにちゃんと刺さってる実感はあります」(伊藤さん)
「やりたいけど動けない」企業にこそスゴサイがおすすめ
ーどんな企業にスゴサイはおすすめできますか?
福岡さんは、「やりたいことはあるのに、動けない企業」にこそスゴサイが向いていると語ります。
「デザイナーがいない、ディレクターがいない、でもやりたいことは山ほどある。そういう企業って多いと思うんですよね。特に大企業のように関係者が多いところでは、意見がバラけて前に進まない。でもスゴサイなら、そこをまとめてくれる。だからこそ、規模に関係なくおすすめできます」(福岡さん)
瀬川さんは、マーケティングの必要性を感じながらもWebに手が回っていない企業にフィットすると感じています。
「業種は問わないです。ただ、“マーケやらなきゃ”とは思ってるけど、ホームページはずっと後回し……みたいな会社、実は多いんですよ。中には、レスポンシブ対応すらされてないサイトもあって。でも、それじゃ今の時代、戦っていけない。スゴサイなら、最小限の関与でちゃんと形にしてくれる。だから、まず一歩踏み出したいって企業にこそおすすめしたいですね」(瀬川さん)
また、伊藤さんは“世代感”の観点からこんな視点を加えます。
「若手がいない会社って、新しい見せ方とか発信が社内で完結しないんですよね。でも、スゴサイに任せればそこを補ってもらえる。次の世代に向けた発信を強化したい企業にとって、いい外部パートナーになると思います」(伊藤さん)
最後に福岡さんは、スゴサイを“成果に向かって迷わず進めるパートナー”として、こう語ってくれました。
「制作って、結局“これ誰が考えるの?”みたいなグレーな部分で時間もコストも消えていくじゃないですか。スゴサイはそのあたりを最初からクリアにしてくれて、やりたいことに集中できた。結果的にムダが少なくて、いい投資だったと感じています」(福岡さん)
株式会社TANOMU
取締役 福岡一樹 様
取締役として、TANOMUのブランド戦略およびユーザー理解を管掌。今回のLP制作では、関係者調整と全体方針の策定を統括。
インサイドセールス 瀬川秀樹 様
主に新規リードの獲得とアウトバウンド業務を担当。今回のプロジェクトでは窓口役として、関係者間のコミュニケーションを円滑に進めた。
インサイドセールスチームリーダー 伊藤一輝 様
営業組織の統括とノウハウ活用を管掌。豊富な経験を基に、効果的なマーケティング施策の実現を推進。